今さら「四月は君の嘘」を見て泣く

11月の中頃から気持ちが上がらなくなる日々が続いていました。
特に理由はわからないのですが、少し気分転換をしようと思い、Netflixで以前から気になっていたアニメを見てみることにしました。

音楽好きの方は知っている人が多いと思います。その作品は「四月は君の嘘」です。
調べてみると、2013年から2015年ごろに放送されていたようで、タイトルやビジュアルは本屋さんなどで見たことがありましたが、当時は見る余裕がありませんでした。
振り返ると、9年前のその頃は子供たちが保育園の年長さんと年少さん。
とても自分の好きなアニメを楽しむ時間はなく、「しまじろう」や「アンパンマン」をヘビーローテーションで見ていた記憶があります。

「4月は君の嘘」を観た結果、すごく号泣してしまいました。
作品のあらすじは、元天才ピアニストの中学生の男の子が主人公で、彼の幼少期には厳格なお母さん(ピアノの先生)からの過酷な指導がありました。
その結果、彼は「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれるほど正確な演奏をする天才少年に。

しかし、その厳しさは虐待と捉えられるほどで、結果としてお母さんが病気で亡くなると、自分のピアノの音だけが聞こえなくなり、演奏をやめてしまいます。
そんな彼が、天真爛漫なバイオリニストの女の子と出会い、徐々に音楽と向き合い、再びピアノの世界へ戻っていく物語です。

個人的には、多くの部分に共感しました。
特に「ヒューマンメトロノーム」という悪口のエピソード。
努力して努力して結果を出し続けても、褒められるどころか悪く言われる。
これが彼にとってどれほど辛いかを想像すると、涙が止まりませんでした。

主人公の経験を見ていて、私自身の中学時代のことを思い出しました。
私は勉強は得意だったものの、運動は苦手で、学年で1位を取ることも多かったですが、それが原因で嫌みを言われたりかわれたりしたことがたくさんあります。

特に中学2年生の時に、顔も知らない同学年の男子から直接「お前は勉強ロボットだ!」と言われた出来事が強烈に記憶に残っています。
当時はそれが非常に辛く、主人公が抱える葛藤と自分の過去が重なり、涙を誘われました。

演奏シーンの描写も素晴らしく、音楽経験者ならではの共感ポイントが多くありました。
私は打楽器奏者なので、ピアノとは異なる部分もありますが、吹奏楽やジャズでの演奏中、アイコンタクト一つで意思疎通ができる瞬間があります。

「四月は君の嘘」でも、バイオリニストの女の子と主人公が演奏中に目が合い、心が通じ合うシーンがありましたが、これは現実の演奏でもよくあることです。
その繊細な描写に心が揺さぶられました。
(私の場合は男同士でしたけど(笑))

物語が進むにつれ、バイオリニストの女の子が重い病気に侵されていることが徐々に明かされていきます。
主人公が彼女のお見舞いに行った帰り道で、音楽を聞き、感情が爆発するシーンも印象的でした。

結末は予想外で、元気を出すために観たはずが、逆に心が揺さぶられすぎて寝込んでしまうほどでした。

今回の教訓は「悲しい話は元気のない時には見ないほうがいい」でした・・・

次回は、もっと明るい話をお届けできるようにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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